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ダメだ…頭がふらふらする。
飲み過ぎた?
そんな飲んだつもりないのに…。
「ハルさん聞いてます?」
「きいれるよぉ」
ダメだ呂律が回らない。
「だから。そんな思いつめて恋愛しなくても、自然と」
恋愛?そう恋愛の話をしてたんだった。
「そう、れんあいね。もうさぁあれなんなん。」
ミナトの困った顔。
「だって、だって、はまるつもりもなかったし。でも、めんどうなれんあいはしたくらいし。」
「ハル~、呂律が回ってなくて何いってるか分かんないよ。」
「もう、わたしはいいじゃん。ふりまわされるのがすきなんよ。
そんなことより、ミナトはいい子いないのぉ?」
自分が何を言ってるかあまり理解できない。
というか眠くなってきた。
「僕ですか?僕は、、ってハル?」
名前を呼ぶ優しい声と、男にしては少し小さめな手の平が、頭を撫でる感覚に目を閉じてしまった。
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