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突然のことに動けないでいると、 ミナトはまたね。と言って。 扉が閉まかけの電車に飛び乗って、手を振っていた。 電車か発車する。。 「うわぁ。」 やられた。急に恥ずかしさが増してくる。 通勤ラッシュのこの時間。 周りの目線もあったけど。 それよりも、たかだか、キスぐらいで動揺している自分に驚いた。 中学生じゃないんだから。 自分に言い聞かせて、改札に向かう。 ダメだ。 頬に触れた唇の感触がリアルで。 動揺している。 というか、私達の関係って何だろう。 特に進展もないまま。私が酔いつぶれるのがいけないんだけどさ。 考えがまとまらない。そんな自分に途方にくれる。。 夏の暑さよりも。 何よりも今、あつい…。。 私自身がただただ。あつい…。。
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