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友
あれからどれくらい立ったのだろうか、目覚まし時計の針を見たら、翌朝12時05分しか立つてはいない、私はパソコン前でうつ伏せにいっしか寝ていた。
長い時間エジプトの街にいたような記憶だけが脳裏に残り、また私は普通の何処にでもいる、高校生にもどる。
昨日のよいんが残りながら、洗面台の鏡の前で歯を磨きながら、みじたくをする
ブレザを着る。赤と紺のチェックのミニスカートの制服のコントラストは、私の
お気に入りだ。
みじたくが出来、玄関を出る。
何時もの見慣れた街、アスファルトのつづく道
何時もの通学路を進み、学校まではバスで20分はかかる、何時もの光景、学生達はたわいもない話しをしながらバス停に集まってくる。
バスが来るまでは停車場は、何時もの要に混雑する。昨日までは、私も皆と同じ
要な光景の中の1人であったが、私の心の中で何かが変わってきた。
私は、停車場で青い空を眺める、ピラミッドもない、広い空には入道雲が流れ
ている。
自然と何時もの要に、何時もの時間に大きなズレもなく、定刻の時間にバスが来る
人のながれはバスの流れ、私も、その流れの中にいた。
私がバスに乗る順番が来た。
私は、バスの階段に中に、片足を乗せる
ふと後方の光景が気になり一瞬バスの後方の街の姿を眺めた。
バスの自動ドアが閉まり、バスは揺れながらアスファルトの道を真っ直ぐ進む、サララーマンのたばこの匂いが鼻にまとわりつく、バスの中は何時もギユギユづめで体を動かす隙間さえなかった。
20分バスに揺られ、学校の前の停車場につく、私は学校の方へ進む並木道をゆっくり歩いて行くと、後方から私を呼ぶ声がする。
「可奈…」可奈たら…と私を息を切らして追いかけて来るのは、親友の「立花美沙」だ。
美沙は幼い時からの親友で、何時も私の後から、私をおいかける要に現れる。
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