ストンセル4000

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   「検索が始まる」   いくつかの検索結果が出てくる。  検索結果に面白い「暗号」があった。 「ストーンセル4000 導かれる2つのリング」 この話は私の胸の中の、何かを掴んだ。   エジプト時代に妻を愛した男がいた。             「男の名は、アレク」        「石工師」だった。   凄い…アレクて凄いといいながら、私はパソコン画面の前に釘付けになっていた。 アレクは妻との永遠の愛を誓う為に 2つのリングを作った。 そのリングの名は…     「ストーンセル」 古代最古の「リング」と言われた。 当時エジプトでは、死者の魂が時を超えて 甦ると言う いい伝えがありアレクは永遠の愛を誓う為に2つのリングをつくった。 人々はこのリングの事を導きのリングとも呼んだ… 私はこの文章を読む内に自然とパソコン画面の前に手の平をあて2人が住むエジプトの風景を思い浮かべていた。 すると私はリングに導かれかのように? エジプトの風景が連鎖する やがて私の意識は途切れていく。    「ここは、どこ?」と思い。 周りを見渡そうとすると頭の奥から痛みが襲う。    「痛い…」  と私は2 、3回頭の痛みを感じた… やがて痛みがおさまるり少し瞳が開く。 うつぶせに向いた左右の手の平に力を込め、石畳の地面の感触を両手で確かめる。   意識が戻り周りを見渡すと。            「まっすぐに進む道」 周りは、石畳に包まれた街なみが立ち並ぶ。 私は、やっと両膝を立て四つになり、反動で立ち上がるとミニスカートについた砂を手の平ではらう。
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