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「ポトフにいこう」
あの小さな街なら王の追っ手もこない。
そして、君には話していなかったがポトフには俺の父「アレクサンドルギネス」がいる。
ギネスは僕が幼い頃に母と別れ、哲学者の道に進んだ。
母は故郷に戻り石工師の父と出会い、母と義理の父と俺と3人でここに移り住んだ。
2人は幼い俺を大切にしてくれた、特に義理の父は俺を本当の子供の要に大切にし俺に石膏師としての仕事を教えてくれた。
そんな優しい義理の父も、俺が20歳を過ぎると石工が崩れてきて下敷きなり亡くなった。
母も義理の父を後を追う要に亡くなった。
そして、キャシ…俺は君と出会った。
俺は、その父の後を継「石工師」となりささやかな幸せを君と手に入れていた。
でも王は、そんなささやかな幸せを僕達から奪おうとしている。
「キャシ…ポトフに行う」
ポトフには、まだ本当の父がいる。
あそこなら王の追っ手もこない…
ポトフはエジプトから離れいくつもの
砂漠を過ぎ山間のふもとにある小さな村だ。
「ポトフへ行こう」
とアレクはいった。
ポトフという街は、私は知らなかった…でも私はアレクの行く所ならついて行こうと決めていた。
「私兵団がこないうちに行きましょう」
とこの街を出る事に タメライもなくこの街を出る事を決めた」
私は荷造りをしアレクと共に裏口から家を出た。
街には私兵団がいたる所にいた。
私とアレクは私兵団の隙間を縫う様に街を出た。
街を過ぎる頃には日も沈み夜空の星も輝く。
砂漠は穏やかで私達を招き入れるようだった。
私とアレクは、砂漠の一部に出ている大きな岩の下にたどりつく。
キャシ今日はここで休もう
とアレクは言うと追っ手は来ないか周りを確認した。
逃走の疲れからか…私とアレクは深い眠りについていると。やがて私の耳元で女の子の声が聞こえた。
「逃げて」
私は、辺りを確かめ女の子を探すが、女の子は見つからなかった。
しばらくするとアレクも目をさます。
「私兵団か?」
といい岩蔭より周りを見渡す。
でも私兵団がいる様子もなく時間だけが過ぎた。アレクはまた深い眠りについた。
私はあの女の子の声がきになるのか?
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