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「愛佳ぁ~、花帆ぉ~、どこ行ってたのー?」
「心配してたんだよぉ~」
教室に戻ると、クラスの女子に囲まれて、次々に聞かれた。
面倒くさい奴ら・・・と思いながらも私と花帆は笑顔で
「ちょっと1年がどんなか見てきたー」
「意外にイケメンいたよー♪」
と答えた。
するといきなり、ガタッっと立ち上がった奴がいた。
風雅だ。
「このオレよりかっこいい人間なんて存在しないっ!!!!」
きたよこの超オレ様発言。
「はいはいそーですねー」
こういうのは適当に流しておく。
風雅の性格は確かに超オレ様だけど、私と花帆にだけは頭が上がらない。
何故かって?
そりゃぁもちろん、私達の方がもっとキツイ事を言うからですよ。
ってな訳で、風雅撃沈・・・(笑)
「また自爆したなw」
机に座っている秀汰がクールに言った。
「秀ちゃぁーん、そーゆー事言わないでよぉ(泣)」
「その呼び方やめろ。 キメェ・・・。」
「すいません・・・」
あ、忘れてた。 風雅は秀汰にも言葉では勝てない。
親友なんだけど、どっちかっていうと「主人とペット」みたいな・・・(笑)
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