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ついでに作者の与謝野晶子ってのは、日露戦争とかいう大昔に日本が戦った正義の戦争にケチをつけただけでなく、明治天皇を侮辱した内容の「君死にたまふことなかれ」という詩を作った「自虐史観」とか言う間違った考え方の元祖なんだそうだ。
日教連は日本一新の会のリーダーだった、大阪市長時代の橋ノ下という政治家が条例を作るはるか以前から、日の丸、君が代を国旗、国歌として尊重するように運動してきた団体だと学校の先生たちからは聞いている。
養護教諭とはいえ、学校の先生がこんな歌集を堂々と読むのはそりゃ問題になるだろうな。けど園田先生は全然気にする様子もなくて、ま、先生のそういう所が俺は好きなんだけどな。
先生が渡してくれた「送り狼と香辛料」の第1作は妙に古びていた。相当年季が入った古本だが、ただで貸してもらえるのだから文句は言えない。何気なくパラパラとページをめくった俺は最初のイラストを見て、椅子から転げ落ちそうになった。何だ、この本は?
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