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「この世界だけじゃないだろう。君はずっと前から目を瞑っていたはずだ」
もうやめてくれ
激しい頭痛で吐き気すらする
僕が僕じゃない
此処は何処だ
何時から居る
前って何時
僕は何
困惑
恐怖
悲壮
前の僕は今何処だ
その言葉は声にならず頬を伝った
なんなんだ急に…
さっきまでの空気が180度回転した
そんな僕に構わず
猫は続ける
「君は大切な物を見失った。そうだね」
猫は真っ赤な目で僕を見据える
そうだ
・ ・・ ・・・ ・・ ・・
そ の目 は一体 何度 めだ
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