回想列車

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「君はそれを見つけようと一番大切な物 を捨てた。可哀想に。あぁそうだとも」 涙はとまらない 顔は覆ってしまう 「君が次に降りる駅は君が決めてもいいだろう。」 懐かしい台詞 懐かしいにおい 何度めだ 「私はもう要らないようだ。して私が降りる駅は決まった」 猫はすっと立ち上がった まだ電車は何処にも着いてはいない
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