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任務完了後、自分は悪夢にうなされて。
一人“壊した”だけで、自分は狂ってしまいそうだった。
だから心配なのだ。櫂のことが。
(とは言うものの……。櫂は弱みを見せようとしないからな…。いや)
そこまで考えて、翼は考え直した。
「……最初の頃よりは十分マシか……」
櫂と最初に出逢った時のこと。
それを思い出しただけで、翼は身震いした。……自分の反応にため息をついて。
「俺はお前と友人になりたいんだけどな…」
微苦笑しながら櫂のことを思い浮かべて。
「……櫂依存症…ってか?」
櫂の笑顔というものを見た覚えがないことに思い当たり、翼は暫し考え込んだ。
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