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「ちょっと俺も混ざってくる!!」
「え」
そう言ったのも束の間、啓太君を含めた三人は楽しそうに竹刀を振るっていた。
「仲良いなぁ…」
少し寂しそうに呟かれたその言葉は、彼らの声によってかき消されてしまった。
―――
――
―
「あー疲れた、余計な動きをしたせいで疲れた」
「あの二人を相手にするのが間違いなんですよ」
と言って、肩をすくめて笑いながら先輩を見上げた。
「…ったく今日はあいつらこき使ってやる」
「そう言えば同じ家でしたね」
彼らは訳ありとか、家が遠いとかで集合住宅のような所でルームシェアをしている。
つまりはシェアハウス。
同じ屋根の下で、同じ釜の飯を食う仲、そんな彼らの間には到底私たちには見えない絆がある。
「だから仲が良いのか…」
と、一人納得していた。
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