二章

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「いらっしゃい!!俺がここのオーナーの近藤だ、事情は聞いてるよ。辛かったね…」 「はじめまして、永倉 抄華です。近藤さんって…まるで局長みたいですね」 ここの名前も新選組ですし…と続けると、近藤さんは困ったような照れたような…そんな複雑な表情を浮かべながら、頭をボリボリとかいた。 「抄華ちゃんには色々と話さないといけないからな…まぁ、荷物を先に置こうか」 と言うと、私を中に上げて、先輩に部屋を案内させた。 その時に"永倉"と聞こえたような気がしたが、気のせいだろうと思い、そのことは頭の隅に追いやった。
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