一章

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今日も3-5の教室に遊びに行き、からかわれ、茶化され…を繰り返し今は放課後。 相も変わらず道場に来て、先輩の部活姿を眺めていた。 「こんにちはー!!」 「あ、抄華今日も来てたんだー!!」 「あっ総司君、啓太君!!」 今入ってきたのは同じクラスの三浦 総司君に、上床 啓太君。 「いつもいつも良く飽きませんねそんなに西野先輩って面白いですか?」 「剣道に真っ直ぐな姿勢が良いの!!その姿が大好きなんだから!」 「俺らだって頑張ってるじゃんか!」 「はいはい、君は早く練習しましょーねー?」 まるで保育士が園児をなだめるかのような口調で、啓太君を早く練習に行くように促す。 ちょっとふてくされたかのような表情が可愛いと思ったのは内緒にしておこう。 「西野先輩ー!!一本勝負してくださーい!!」 「いいだろう、さぁ、かかってこい!!」
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