「……ネコ。」

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―――……と、まあ。 如何にショタが素晴らしいかお分かりいただけただろう事と信じて、俺はそろそろ家を出ようと思う。 いくら何でもそろそろ遅刻する。 鞄を持ち、窓とガスの確認をしてから玄関に向かう。 靴を履き、玄関ドアを開けて踏み出したその瞬間―― ぐにっ 棒状の固い物を、柔らかく、気持ち弾力のある素材が包み込んでいる物。 それを踏んだ感じが足の裏から伝わる。 あー、これ懐かしいわ。 寝っ転がってるちみっ子の手をうっかり踏んじゃうって言うね、あれよ、あれ。 昔は良く踏んだわー。 至る所に転がってんだもんチビ共。 俺が申し訳なく思っていると、足下から呻き声がした。  「……いたい。」 で す よ ね 。 罪悪感に押し潰されそうになりながらも足をどかして、声の主を見てみる。 襟足の長い、揃ってはいない黒髪。 フードの付いた黒いひらひらのノースリーブアンサンブル。 白っぽいTシャツに、七分丈でカーキ色のカーゴパンツ。 そんな組み合わせなのに、身長は大体130cm位で、なんつーかその、ドンピシャで。     このみ 凄く……ショタです……
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