この日記について

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この日記を書くにあたって、忘れてはならない悔しい思いを書き留めておこうとおもいます。 7月はじめ 文化祭がありました。 部活と文化祭と受験勉強の三立は厳しさを増しました。 とくに期末試験は赤点をとるくらい…。 さいごの年、さいごのステージ、ぜったいに成功させたかった。 きょねんから役員をやらせてもらって、くるしいことも、つらいことも多かった。 でも、部活のみんなのためにって、からだが悲鳴をあげても頑張れた。 きょねん、役員の仕事をしなかった先輩がいて、そのひとが所属していた演劇部の発表中に校内放送をいれられた。 表向きには、スタッフのミス。 しかし裏では、悪口ばかり。 文句を言われる筋合いはない。 やられて当たり前だ。 そんな意見が飛び交いました。 その光景をみた当時二年生の僕は、きょうふをかんじした。 仕事をしなければ、個人へではなく、部活へ被害が飛び火する。 正直、こわかった。 そして今年、一生懸命やってきた。 任された仕事も、裏の仕事も、みえない仕事も、僕なりにやってきた。 部活のみんなに、迷惑をかけている。 その自責の念もあった。 だけど、部活に被害が及ばないように、最高のステージになるように、必死でやった。 だけど当日 それは壊された。 外部のステージでやっていた僕らの発表中に、体育館内での有志ダンスの宣伝。 それをしたのは文化祭スタッフ。 中庭にいたお客さんは体育館へと移動をしていました。 そこから先の記憶はありません。 ただ負けたくなかった。 それだけで、盛り上げていこうとしました。 発表もフィナーレも片付けも、ほとんどおぼてない。 さいごのさいごまで、がまんした。 だって委員長だから。 ひとまえで、なくことなんか、ゆるされるわけないんだ。 でもどうしたって止まるわけなくて、おさまるわけなくて、けっきょくは泣きました。 しかも人前で。 初めてなきがします、人前で大声だして泣いたのは。 でもそれくらい悔しかった。
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