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『…ふぁ~よく寝た……』
そう言って上半身だけを起こしたのは先ほど横たわっていた鬼だった。
『『『!!鬼がいただと!!?』』』
盗賊達は声を揃えて直ぐ様逃げて行った。
『あっ……良かった…生きてた…』
柚菜は鬼を見るなり安堵の表情を表した。
ホッと胸を撫で下ろしていた最中鬼が言ってきた。
『…お前は誰だ?汚わらしい人間の女よ……』
鬼の言った言葉に柚菜は酷く傷付いた顔をしていた。
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