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そう言って女は部屋から出て行った。
『……いらない子……』
柚菜はそう呟いた時だった。
『…柚~菜♪』
ドンッ!!
『つっ!!…兄様…』
柚菜の上に乗ってきたのは血の繋がりのない兄だった。
『…つっ…退いて下さいっ!!』
パンッ!!
『…誰に向かってそんな事言ってんの?柚菜は僕の言う事を聞いていればいいんだよ…』
シュルッ……
『……つっ…嫌っ!!』
柚菜は兄に対して抵抗したが力の差があり無理だった。
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