鬼の王

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『さっきは“助けて”“生きたい”って言ったのは誰だ?そして誰かさんを助けたのは誰だったけな?』 柊はイタズラっぽく笑っていた。 『……っ……!…確かに…助けてって…生きたいって言ったけど…貴方の言いなりになるとは言ってないわっ!!!!』 柚菜はそう言うと単のまま部屋を飛び出して行った。 …なにが鬼の王の嫁に なれですって!? 柊馬鹿なんじゃないの!? 私は…ただ…いてはいけない 存在だから… 消えたかっただけなのに…… 柚菜は涙を流していた。
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