☆僕の事情、それは…。

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「なぁ、智輝ー」 先輩が休憩室に入った俺を呼び出す。 「何ですか?先輩」 「明日、新人のバイト店員が来るけど、もし男だったらどうする?」 「そりゃ…、徹底的に指導しますよ」 俺は先輩の質問に“何言ってんだよ”と言わんばかりに受け流す。 「ほぉー。男は厳しくかー。じゃあ、女の子は?」 先輩の更なる質問にぎくっ、と顔を驚かす。 「そ…、そりゃ…、優しく教えますよ…」 「優しくかー。じゃあ、もしアイドル並の可愛さならどうする?」 先輩の質問攻めは少しずつエスカレートする。 そう、俺はアイドル大好きなオタク野郎なのです……。
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