変わらない非日常

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「ってか一緒に行く意味ないだろ!」 俺が通ってる高校と妹が通ってる中学はまるっきり反対方向だからだ 「良いじゃん良いじゃん一緒に出たいんだから…まったく妹心が分かってないなぁお兄は」 分かるわけがないなんだ妹心って? 「…はぁさっさと行くぞ!」 「は~いそれじゃあい…行ってきまーす」 「はい…行ってきま~す…」 妹と一緒に誰も居なくなった家に挨拶をして学校へ向かった 「お兄遅刻しないで行きなよ!」 「へいへい分かってますよ…」 「へいは一回で良いの!」 そこは「はいは一回で良いの」だろ 「………さっさと行くか」 学校に到着し教室に入ると… 「よぉ!史也おはよぉ!」 「あぁおはよ…」 俺に元気よく挨拶をしたこいつは新谷暁(しんたにあきら)親友(悪友)である、コイツとは中学の時に知り合ってそれから連むようになった  趣味はナンパ特技は女子のスリーサイズ当てとゆう軟弱野郎だ 「今日さぁ放課後ゲーセン行かね?」 「ゲーセンかぁ…ゲームするなら行くかな」 「なんだよゲーセン行くんだからゲームするに決まってるだろ!」 「…………んで本音は?」 「ゲーセンにいるかわいい子をナンパ!」 やはりと言うべきかなんと言うか 「それならひとりで行けよ!」 「え~だってさぁもし失敗したらさぁひとりでゲームしなきゃいけないじゃないかぁ」 知るかよそんな事…そんな話をしていると 「なに話てんだ?俺にも聞かせろよ!」 話に割って入ってきたコイツは屋城大輝(やしろたいき)体はゴツい体育会系野郎、大輝も暁と同様中学からのダチ(悪友)だ、趣味は盆栽となぜかジジ臭い特技は柔道で柔道部に所属中学の頃県大会で優勝するほどの実力の持ち主 「大輝か、今な史也と一緒にナンパしに行こうって話してたんだ」 「ナンパかぁ…俺も連れて行ってくれないか?」 お前が行くのかよ 「うん!ヤダ」 即答されてるし 「何でだよ良いじゃんか連れて行ってくれたって!」 「絶対ヤダ!お前連れて行くと女子が逃げるだろ」 「逃げるって俺何もしてないだろ?」 いやなんて言うか 「「顔が怖いから」」 2人してハモってしまった 「そんなぁ………俺彼女欲しいのに」 相変わらず力は強いのにメンタルだけは弱いなぁ 「2人とも大輝くんがかわいそうだよ…」 「「うぉ!!」」 ビックリしたいきなり誰かの声した 「なんだ……零かよ…気配消して声かけるなよ」 「いやぁ気配消したつもりはないんだけど…」
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