氷の姫様

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千尋「はい」 『あ、あの…』 この声は… 愁は声を聞くなり玄関へと走った。 千尋「愁…っ?」 勢いよくドアを開けると、やっぱり昼間、千尋さんに水をかけた(ついでにグラスも投げた)子。 愁「何のようかな」 「…っ、すみませんでした!!」 「つい、体が動いちゃって…だって!」 愁「茜に嫉妬してあの子を傷付けてっ?ついで千尋さんに怪我させようとしたの?」 「ちが…っ」 愁「ごめん、もう帰って。千尋さんは君の事許してるから…」 バタン、と閉じたドアにもたれて座った。 千尋「…愁」 愁「…俺も、帰るね」
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