氷の姫様

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千尋「何であんなもん入れるんだよ…っ」 千尋は玄関の棚の上に置きながら文句を言う。                    愁「いや、千尋さんの健康を思うがこそ…」 千尋「むしろ健康過ぎるくらいだ!!風邪なんて五年も引いてない!!」 愁「丈夫だね、千尋さん」 ヘラヘラ笑う愁を見て千尋は固まった。 何故か愁の額と自分の額をくっ付けた。 愁「ちっ千尋、さん?」 千尋「…愁、お前…」 え、何。何でそんなに此方を見るんだ…見ないで下さい、照れます。 千尋「…明日は休みな。」 愁「え?何故に」 千尋「悪いな、手加減出来そうにない」 愁「はい?…何のはな…っ?!」 愁は千尋に強引に腕を掴まれ、されるがまま部屋に引っ張り込まれ、乱暴にベッドへと放り投げられた。
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