喧嘩はお外で

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愁「はいはい、眼鏡もとってね邪魔だから」 一葉「や…っ!」 俺の手を咄嗟に払おうとしたそいつの手を掴み眼鏡を何処かに放り投げる。 はい、一仕事完了。 愁「…ま、これなら(虐められる心配は)大丈夫だな。まぁ、(襲われるかもしれないけど)どうでもいいか。さっさと行くぞ。龍之介もな」 龍之介「…愁君、心の声が怖いですよ、」 愁「気のせいだろ。俺はいつだって優しい」 龍之介は何か言いたげな目線を愁に送っていたが、本人はまるで無視。一葉はただ色々ショックだったようで呆然としていた。 一葉「…かなり時間かけたのにな」 一人言のようにボソリと呟く(元)黒毬藻。 え、あれで… 愁「だったらもっとマシな変装をしろ。あれじゃただの罰ゲーム程度だろ」 一葉「!」 あんなん本物で居たら怖いよ。 売りにだしちゃうよ。
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