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千尋「いや、何でもない。…今から放送するから一緒に来い」
…何をするつもりなんだろう。
愁「因みに何を…」
千尋「呼び出す。放課後に」
愁「完全なる私用だよね」
まぁ、千尋さんだから許されちゃうんだよね。千尋さんだから。
愁は変なところが子供のままの千尋に溜め息を吐くと、へにゃりと笑った。
愁「分かったよ」
千尋「悪いな」
千尋はいつも愁の返事が分かっていて、こう言うふうに言う。
笑いながら頭を一撫でし、千尋は屋上から出た。愁も後を追い駆け出した。
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