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その後、母さんの研究所でいるのもどうかということで自宅にいるのだが…、
「ここが、お兄ちゃんの家かー」
と、目をキラキラさせながらあちこち見ている少女…
「ちょっとこっちに来なさい」
「?」
頭の上に?マークを浮かべてこちらを見つめる少女。
「いや、そんな顔されても…で、君の名前は?」
「無いよ。識お兄ちゃんに決めてもらえって小春さんが。」
「…母さん、何考えてるんだよ…。ん~じゃあ、硝子でどうだ?」
「うん!!私の名前は硝子!!」
…こんなのでいいのか?…いいんだろうな。
「ところで、君は一体何なの?母さんが言っていた最高傑作ってどういう事?」
「分かんない…、木春に識が起こしてくれるまで機能停止させると言われたから…」
「じゃあ、何もわからないってことか…どうするかな…」
「私、またあそこで、寝ちゃうの?」
そんな、弱った子猫の様な目で見られると…
「し、仕方ないから、気が済むまで家に居ろ。」
「っ!!大好き!お兄ちゃん!!」
と、硝子は抱きついてきた。
これから、どうなるのかな…
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