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「・・・・下さい。神様。」
「うぅ・・」
「起きて下さい。神様。」
激しく揺すられる頭と太陽の心地よい日差で目が覚めたが未だに脳に酸素が行き渡って無いのだろうか。思考が付いて行かない。
「はっ・・どうゆう事だ・・?」
近くではスズメがチュンチュンと可愛らしい声で歌い、その歌を聞いて踊っているかのように目の前に広がる青い空には小さな白い雲が風に身を委ね優雅にダンスを踊っている。
さらに背中に感じるジメっとした感触と両手にまとわりつく緑色の草。
「神様。やっと起きたんですか?もう。今回はどんな冒険にしますか?」
草原の上に大の字で仰向けになっている事に気付いたのは、頭の近くを飛んでいる萌えキャラに起こされてからである。
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