日常

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薄暗い石造りの遺跡の中 目の前には異界の魔物。 大きさは俺の倍、見た目は人型だがその頭には角が生えており、むき出しなっている歯は鋭く尖っている。 肌は黒く、目は赤く光っており、醜く恐ろしい顔を笑みにしており、その手には俺の身長くらいあるナタみたいな武器まで持っている。 目の前にいる、バルサデーモンという異界の住人は、9年前に神がこの世界に解き放った魔物の中でも凶悪で人間に恐れられている。 魔物の中では強さ的には中の下。 俺の中での評価だが、その大きさからは考えられないほど素早く動き、普通の人間はまず逃げきれない。 そしてその力は大人20人以上とも言われており、そのとんでもない力で掴まれたら握力だけで人は簡単に潰されてしまう。
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