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「今日も学校か…」
少年は悪態をつきつつ中学校へ行く支度を整えリビングへ降りた
別に少年は学校ではいじめを受けているわけではない。
…ただ少年は足りなかった。
自分を満たす物が学校には無いことを少年自身が思っているから。
学校はどちらかと言えば楽しいだろう。
少年は学校では知らない物はいないくらいの有名人である。
それは問題児ではなく世間一般では天才と呼ばれる部類の人間なのだから。
勉強もスポーツも学校でやれることは試した。
しかし、少年は自分を満たさないと言い切り投げ出す。
特にスポーツに置いてはスポーツだけには投げ出す期間がとてつもないほど早い。
そうしてふらふらと流れるように生活することから周りからは「光をもたない影」や「壊れた砂時計」などと呼ばれるようになってきた、少年はそれに対して嫌になったりはしない逆に内心喜んでいる自分もいた
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