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「ただいまぁ」
奥の部屋から賀代子が顔出して
「おかえり」
「賀代子さん学校からお手紙」
「何かな…」
そう言いながら老眼鏡をかけながら手紙を読み出した
それは参観日のお知らせの手紙だった
「ねぇ賀代子さん来てくれるでしょ亜美いっぱい勉強して手をあげるから」
賀代子は少し考え込んでいた
亜美は心配そうに
「賀代子さん駄目?」
その声を聞いて我にかえる賀代子
「あぁ行くよ、お腹空いてるだろ台所のテーブルにオヤツあるよ」
「絶対来てね♪」
そう言うと亜美は台所に行きオヤツを取って仏壇の部屋に行き
ちーん♪
「パパママただいまぁ」
そう言って手を合わせてからオヤツの一部を仏壇に供えた
亜美はオヤツを食べず袋に入れて立ち上がり麦わら帽子を被り玄関に出ていった
「亜美何処に行くの?宿題は?」
「帰ってからやる!いってきまぁす」
そう言って駆け出していった
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