第一話 『少年と彼女』

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朝だ。 陽の光が差し込む部屋で、彼は目を覚ました。 ( ^ω^)「ふぁ~……今日もいい天気だお」 寝起きの良い彼は、すぐに身支度を済ませ部屋のドアを開ける。 階段を下る音。 静寂が残る部屋。 その一角にある机の上には、真新しいトロフィーと賞状が無造作に置かれている。 賞状には彼の名が刻んであった。 『内藤ホライゾン』 その下には功績が。 『高校生大会……優秀賞』 階下に降りた内藤は、いつも通りに母親に挨拶をする。 ( ^ω^)「かーちゃん、おはようお」 J( 'ー`)し「おはよう、ブーン」 ( ^ω^)「ブーンじゃないおー」 J( 'ー`)し「いいじゃないかい……あだ名の方が格好いいと思うよ?」 (;^ω^)「実の親が息子をあだ名で呼ぶのはどうかと思うお……」 いつも通りの朝。 いつも通りの、母が作る美味しい朝御飯をたらふく食べる。 いつも通りの時間に、鞄とスポーツバッグを持って出かけようとするブーン。 その彼を、母が呼び止めた。 J( 'ー`)し「大丈夫なのかい? 先週末の大会でちょっと怪我したって……」 ( ^ω^)「これくらいへっちゃらだお! んじゃ、行ってくるお!」 玄関のドアを開け、自転車にまたがり猛スピードで飛び出すブーン。 これが彼の日常だった。
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