第五章 闇の皇帝

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第五章 闇の皇帝 「虫…なんか……ダイッキライ…だよ 弱点でもいいよ… あんなの…輪廻から 外してやるんだ。」 また とんでもないこと言った…。 『輪廻?』 輪廻から外してやる ってどうゆう意味? 「…生死六道輪廻。 生物で有る限りは、永遠に 繰替えされる生と死。 六道輪廻の六つの道へ… 僕は、その道を案内するんだ… 幻… 七ツ目の道は、輪廻外。 つまり転生できないんだ。 七ツ目の道に逝かせれば… 七ツ目の道は、人間や動物じゃなくて…化け物。 虫が死んだら… 七ツ目の道に逝かせてやるんだ…。 化け物になればいい……」 うん…説明嬉しいけど、虫…どれだけ嫌いなんだろ? 化け物になればいいって… 虫、死ぬ度に化け物にされるんだ…。 虫が死ぬ度に化け物が生まれる… 『じゃあ、化け物が死んだらどうなるの?』 「…地獄群で引き取られて…僕の手駒になる。 化け物だって生物だから…輪廻外だけどさ。」 泣き止んだ閻魔。 ……生かすも殺すも閻魔次第? 「生死を司る神の位 地獄王 閻魔。 俺がこいつを敵に廻したくねぇ理由だ。 生物で有る限り、こいつには逆らえねぇ…。」 黎明さんが言った。
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