第一章 『ごめんなさい』

16/16
101人が本棚に入れています
本棚に追加
/320ページ
第一章 『ごめんなさい』 龍麗は、布団に入って声を殺し、泣いていた。 いつの間にか眠り 夢の中に入る龍麗。 『お父さん。』 龍嘉の声がした… 俺は、眠った…夢…だよな。 夢でもいい。 あいつに会えるなら。 「龍嘉…」 名を呼ぶと真っ暗な世界に龍嘉が現れた。 光に包まれた龍嘉。 いつだってこいつが、俺の闇を照らしてくれてたんだ。 あの時から…ずっと。 『ごめんなさい』 ん?どうして謝る? 「どうした?」 『俺…この街にいないよ。 今度はお父さんが、俺を見つけて?』 「あぁ。 待ってろ。」 『うん。』
/320ページ

最初のコメントを投稿しよう!