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第五章 闇の皇帝
それから閻魔、リュウカ、クロは、千尾狐の館を出た。
千尾狐が眠るから とのことだ。
リュウカの意識もハッキリして平気なようだ。
三人は、月鏡街に戻っていた。
「龍嘉ちゃん。
黎明ちゃん達がくるけど平気?」 閻魔は、黎明、夜龍と連絡をとっていた。
頷くリュウカ。
黎明って光の皇帝の事だよね?
クロは少しの不安を顔に表していた。
「いたいた…
おいこらガキ。」 黎明が翔け寄ってきた。
黎明はリュウカの顔を覗いた。
「ん?
本当にこのガキがリュウカなのか?
全然違うぜ?」 黎明が閻魔を見据える。
「いろいろあってね…
妖魔になちゃった🎵」 ニコッ
「なちゃったって…軽いなおい。
…龍麗を追い詰める程の奴は…どんな奴かと思ったが…案外只のガキだな。」 腕を組む黎明。
若干凹むリュウカ。
敵対心を向けるクロ。
苦笑いの閻魔。
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