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『大希っおはよぉ』
声をかけてきたのは副会長の確か……南先輩。
腕を組んでチラッと見てきた。
何?
私何かした?
てか、何腕組んでんのよ。
やっぱり大ちゃんはモテるのね。
きっと大ちゃんは私の事幼なじみとしか思ってないよね?
『南暑いって。ひっつくな』
悠美の前でこんな奴と腕なんか組みたくねーのに。
『悠美、放課後迎えに行くからな。』
『はぁい。』
私はいっぱい言いたい事あるのに大ちゃんの前では素直でいい子なの。
『悠美、いいのぉ?椎名先輩取られちゃうよぉ?』
『わかってるよ。でもね、私は幼なじみ以上に見られてないよ』
『そうかなぁ?でも、椎名先輩って過保護だよねぇ?登下校悠美とするなんて』
『うん。多分妹にしか思われてないよ』
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