第二章

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ついにやってきた最終試験の日。 今日の試験は《サバイバル》 試験内容としては三人一組でチームを組み二十四時間、総合実戦を行う。拳銃は本物ではなく撃たれた相手がわかるように着色弾を使う。 そして三人の内、一人でも撃たれたらその時点で失格とみなされる。 最後まで生き残るのは勿論、相手をどれだけ倒す事ができるかである。 集合場所。 「おーい一三四~、こっちこっち」 その声に反応し周りを見渡すと遠藤長太郎ともう一人の仲間であろう人がいた。 一三四は近づき挨拶をした。 「おはようございます。今日はよろしくお願いします」 と言った後、遠藤長太郎がもう一人の仲間を紹介し始めた。 「知ってると思うけど彼女がもう一人の仲間の遠藤真帆だ。よろしくな」 「遠藤真帆です。よろしく」 一三四は彼女の愛想のない感じが自分と似ていると思い、少しだけ親近感を抱いていた。 「あ、はい、よろしくお願いします」
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