第一章

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それから時間は過ぎもうすぐ第二の試験が始まる。 第二の試験は《武装障害走》である。 内容としてはフル装備で障害物を突破しながら、十キロを走り抜きそのタイムを測定するといったもの。 体力、持久力に欠ける一三四には少々きつい試験だ。 生徒はフル装備で演習場に集合し教官の話を聞いた。 「これから第二試験の武装障害走を始める。みんな位置に着け」 そう言うと、空気銃を空に向け撃った。 それを合図に生徒は勢いよく走り出す。 (十キロ走りきれるかなぁ) 早くも弱音をみせる一三四。
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