104人が本棚に入れています
本棚に追加
「ってなんかしんみりしちゃいましたね…コーヒーのおかわりどうですか?」
嫌だ…
「いや、もう帰る。」
そう言い立ち上がると彼女は寂しそうな顔をした
でも、もう見るのは嫌だった…無理に作った笑顔を見るのは…………
「ではマンションの下まで送りますよ。」
「いや、その必要はない。」
「え…でも…………。」
目を見開く彼女に少し微笑んだ
「そういう意味ではない。俺の家はあそこだ。」
「……………は?」
なんとも間抜けな顔にまた笑ってしまった
微かに、だが
まぁ、それもそのはず
俺の家は彼女の家と同じ階の二部屋挟んだ隣だった
彼女の家に来た時俺も驚いた
「えぇぇぇ!!」
最初のコメントを投稿しよう!