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俺は仲間の一人である『蕪木 十(カブラギ ジュウ)』に呼ばれ、とあるカフェに来ていた。
ジュウとは中学からの付き合いであり、組織内のたった一人の開発担当だ。
まぁ組織と言っても5人だけだが…
兵器を完成させたのもジュウである。
「よぅ来たねイッチー」
「その呼び方は止めろと何度も言ってるだろ」
俺のことをイッチーと呼ぶ、この男がジュウである。
「こっちはイッチーって何度もよんでるだろ」
「だから、それを止めろって言ってる。いや、そんなのはどうでも良い。さっさと本題に入れ」
いちいち変に絡んでくるのがウザいが役立っているので大目に見ている。
他のやつなら普通に殴っていただろう。
「アレが完成したってのは本当か?」
「本当だぁよ。百聞一見にしかず。着いてきなよ。マスターよろ」
「………」
無言で頷いたカフェのマスター
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