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と、いうことがあっておよそ4日程が経過した。
巽の肩に乗っているねねと、横には亜璃栖。
結局桜や撫子はまだ織田家に仕官して暫くもたっていないということで、岐阜城に巽が留まらせた。
そもそもそんなに人手のかかる主命でないことはさることながら、早く二人には馴染んで欲しいという思惑がそこにはあった。
「ここもぎふに負けないぐらい賑やかですな!」
そう言うねねの気持ちもわからなくはなかった。
旧稲葉山の街や中村に比べて、町人は活気づき、それは今の岐阜の街にも匹敵する規模のように、巽には思えた。
街の人にそれとなく聞いてみると。
「長政様が小谷城を治められてから、この街は変わったのよ。」
と、いうことらしい。
「巽。まずは旅籠。もう酉三つ頃だから、早めにとっておいたほうがいい。」
「そうだな。それに、ねねもいるからあまり遅くに動きたくもないし、早速見つけるか。」
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