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「遅刻するー!」
そう言って走っているのは俺ではなく、小説の主人公みたいな王道の“神崎慶大"だ。
まあ別に俺は急ぐ必要がない。
第一あんなに走ってフラグでも立てたらどうするか。
おっと紹介が遅れた俺の名前は“黒崎凛だ"。
別に顔も良くないし優しい訳ではない。
凛「はぁ、面倒な事が起こりそうだ」
そう言い歩いて高校の学校を目指す。
ところが学校に向かう道で「やっ・・・やめてください」と言ってDQNにナンパされている女がいた。
だが俺は合えて助けずにスルーをする。
行く途中に「助けて」と聞こえたが関係ない。
しばらく歩いた所で後ろを振り返ると、神崎が女を助けていた。
凛「わざわざ戻って助けたのか...」
王道だな思いつつ学校に入っていく。
どうやら俺のクラスは1-2だそうだ。
早歩きできたためギリギリ間に合ったみたいだ。
案の定、みんな席に着いており前や後ろの人と話している。
俺の席は名前の関係もあり三列目の四番目だった。
席に着いたら誰かが「おはよう」など言っていたが無視をして机に突っ伏す。
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