第1章

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「遅刻するー!」 そう言って走っているのは俺ではなく、小説の主人公みたいな王道の“神崎慶大"だ。 まあ別に俺は急ぐ必要がない。 第一あんなに走ってフラグでも立てたらどうするか。 おっと紹介が遅れた俺の名前は“黒崎凛だ"。 別に顔も良くないし優しい訳ではない。 凛「はぁ、面倒な事が起こりそうだ」 そう言い歩いて高校の学校を目指す。 ところが学校に向かう道で「やっ・・・やめてください」と言ってDQNにナンパされている女がいた。 だが俺は合えて助けずにスルーをする。 行く途中に「助けて」と聞こえたが関係ない。 しばらく歩いた所で後ろを振り返ると、神崎が女を助けていた。 凛「わざわざ戻って助けたのか...」 王道だな思いつつ学校に入っていく。 どうやら俺のクラスは1-2だそうだ。 早歩きできたためギリギリ間に合ったみたいだ。 案の定、みんな席に着いており前や後ろの人と話している。 俺の席は名前の関係もあり三列目の四番目だった。 席に着いたら誰かが「おはよう」など言っていたが無視をして机に突っ伏す。
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