第1章

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凛「…………」 どうやら少し寝ていたようだ。 今はHRが始まったところらしい。 担任が出席を取っているとき「遅刻しましたー!」とドアをうるさく開けて入ってくる奴がいた。 もちろん神崎だ、どうやらあの短い時間の中でフラグ回収をし2人も虜にしたらしい。 凛「……っち」 俺は舌打ちをして様子をみた。 意外なことに、担任は男だ。 これが女だったら確実に神崎に惚れて遅刻を見逃すだろう。 神崎がとぼとぼと歩いてきた。 最悪なことに俺の席の2つ前らしい。 寝ようとすると「おはよう。お前って朝すれ違った奴だよな?」と言ってきた。 顔を上げると神崎がいた。 俺は仕方なく返事を返すことにした。 凛「何だよ」 不機嫌気味に返事をする。 そうしたらいきなり「俺達、友達だろ?挨拶ぐらいしようぜ」と言ってきた。
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