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凛「…………」
どうやら少し寝ていたようだ。
今はHRが始まったところらしい。
担任が出席を取っているとき「遅刻しましたー!」とドアをうるさく開けて入ってくる奴がいた。
もちろん神崎だ、どうやらあの短い時間の中でフラグ回収をし2人も虜にしたらしい。
凛「……っち」
俺は舌打ちをして様子をみた。
意外なことに、担任は男だ。
これが女だったら確実に神崎に惚れて遅刻を見逃すだろう。
神崎がとぼとぼと歩いてきた。
最悪なことに俺の席の2つ前らしい。
寝ようとすると「おはよう。お前って朝すれ違った奴だよな?」と言ってきた。
顔を上げると神崎がいた。
俺は仕方なく返事を返すことにした。
凛「何だよ」
不機嫌気味に返事をする。
そうしたらいきなり「俺達、友達だろ?挨拶ぐらいしようぜ」と言ってきた。
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