貴方と食パン

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時代は、中世ヨーロッパ 貴族・王族が国を支配し貧富の差が激しい時代に恋をした男女の物語り 草花の香りが一年の中で一際強い春… 山には、まだ雪が残り気温の少し低い朝方に一件の家から煙が出ている。 そう、パン屋の仕事は朝早くから始まるのである。 小麦と酵母の織り成すハーモニーは、街の人々を目ざます幸せの香りである。 そして、日の出とともに教会の銅で出来た鐘が鈍い音で朝を知らせる。 ドラァン! ドロラァン! 鳥の囀ずり… 川の音… 小さな街は、山に囲まれていたが貴族の住む街として栄えていた。
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