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「お前は?」
「…-内緒。」
ベッドに腰掛け、隣に視線をずらせば口が動いた。
「何か多そう。」
茶色に染められた短めの髪と、ぷっくり膨れた唇。
細いからだの割に大きな胸。
年齢どおりに、張りと高さのあるアルファベットで四番目の大きさだ。
「相変わらずはっきり言うね。」
拗ねたキミは、頬を膨らませ、怪訝な目で僕を見る。
顔を背けるようにベッドの反対側に視線を移し、そのまま体を倒した。
リカは微かに笑い、自分の方に視線を戻させる。
瞳はいきいきと濡れていて、目に光りを返してくる。
そのまま何かに引き寄せられるかのように、僕達は愛のない口づけを交わした。
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