1 やっと気づけたよ

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ピピピピピピピ...。 目覚まし時計が部屋に鳴り響く。 全くいつもと変わらない。 普通の朝だが今日から高校生になる。 あんまり乗り気ではないのか、起きれない。 体は正直である。 「さゆ、そろそろ起きないと      初日から遅刻しちゃうよ」 ____浅川 さゆ_____ 今日から高校生デビューする。 朝の支度をしようと鏡をのぞく。 髪の毛は最近変えたトリートメントのおかげで てぐしでなおすとなおる。 自然と手の力が強くなってしまう。 真新しい制服に手をいれ リボンをまっすぐにする。 鏡を見ると、いつもと違う私の制服。 わかっているが、少々驚くものだ。 メイクや髪の毛を巻くのは柄でもなく 中学校と変わらない顔で学校に向かう。 ーあぁ、そうか。 間違えて今まで一緒に行ってた友達を 不意に待ってしまった。
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