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担任の話を聞いたあと、入学式に参加するため、体育館へ移動した。もちろん和泉と一緒に。
話しててわかった。
和泉は、みんなの視線を集めるほど可愛い。で、少し天然。でも、言いたいことははっきり言う、無邪気な子。
和泉は私のことを
「美人さん!カッコよくてスタイル良い!モデルみたい。あと優しくて笑った顔可愛い!でも実は、人見知りさん!」
と、最後意地悪っぽく笑いながら言った。
悪い気はしなかった。……最後を除いては。まぁ事実なのだが。
***
入学式を終えて和泉と教室に戻ろうとしていた。
「あっ、あおくーん!」
和泉はいきなり、私達の数メートル先に居た男子に声をかけた。
「えっ?し、知り合い?」
「うん!雫も行こっ!」
「あっ、ちょっ」
ちょっと待って、と言う前に、腕を引っ張られて数メートル先にいる、男子の所へ連れて行かれた。
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