1 見た目と中身

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自分の席に着いた時、ガラッ、とドアが開く音がした。 やはり私が入って来た時と同じように、教室に居る人達が音のした方を見る。 私にずっと向かっていた視線も、全部ドアに視線がいった。 そして、視線の的だった私から、視線が外れて、ホッ、としながら私もドアを見る。 そこに居た子は―――― (っ!?超可愛い!!) その子は身長150㎝くらい、細身で、髪は肩くらいまでのショートで、くせなのか肩のところで外側にはねていて――全体的に"ふわっ"とした子。 ドアの方を見た人達みんな、男女関係なく私が入って来た時と同じように、その子に釘付けだった。 私もその1人だった。 気が付いたらその子から目が離せなくなっていた。 私の視線に気付いたのか、その子は私を見て、―――目が合った。 にこっ と、笑って、自分の席を確認する為、前にある黒板に向かった。 (…か、可愛すぎる……) 女の子同士だけど、惚れちゃいそう…。 そんなことを考えていると――― トン、と隣の席にカバンを置く音が聞こえて、ふと、隣を見ると― (…っえ!?)
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