2 視線

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「雫ってカッコいいけど、実は恥ずかしがり屋…とか?」 「……。」 驚いた。 初対面、しかもほんの数分しか話してないのに、よくそこまでわかるなぁ、と感心した。 「恥ずかしがり屋…って言うか、人見知り……」 ちょっと恥ずかしい。 「そーなんだ。ギャップ萌え!」 「へっ!?」 言われたことのない言葉を聞いて、驚いて声が裏返ってしまった。 「声裏返るとか、かーわいー!」 「…っ!?和泉!か、からかうなっ!」 「!やー!」 からかわれたお返しに、和泉の髪をくしゃくしゃにしてやった。 そして、 「「…ぷっ。あははっ」」 2人で笑った。
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