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「なってよ。俺の女に」
「女!?」
何言ってるの?
付き合えってこと?
「それはつまり彼女になるってこと?」
「違うよ。俺には彼女いるし」
「じゃあ、セフレになれってこと?冗談はよしてよ」
笑い飛ばしてしまおうと思った。
なんであたしがこいつのセフレにならなきゃいけないんだ。
あり得ないから。
「違う違う」と、ともくんは慌ててそれを否定した。
そしてこう言った。
「俺も真子を買いたい」
買う?
あたしを?
でも、それより何より……。
「どうして本名を!?」
あたしはまた、金で体を売るのだろうか。
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