3章

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「なってよ。俺の女に」 「女!?」 何言ってるの? 付き合えってこと? 「それはつまり彼女になるってこと?」 「違うよ。俺には彼女いるし」 「じゃあ、セフレになれってこと?冗談はよしてよ」 笑い飛ばしてしまおうと思った。 なんであたしがこいつのセフレにならなきゃいけないんだ。 あり得ないから。 「違う違う」と、ともくんは慌ててそれを否定した。 そしてこう言った。 「俺も真子を買いたい」 買う? あたしを? でも、それより何より……。 「どうして本名を!?」 あたしはまた、金で体を売るのだろうか。
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