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「あの人が死んでしまったなんて分かってるんです!!
想い出すとくるしいから、つらいから…
だから、記憶から彼を消そうとしてるのに、
そうやって意識するたびに逆に彼を想い出してしまって…
消そうとしてるのに頭が、心が彼を思い出して、
彼と過ごした日々も、
香りも、
温もりも、
笑顔も、
全てが溢れかえって、彼も涙もなにもかもが止まらないんです!!
自分に誓ったのに…
彼の笑顔を守ると……
それなのに守れなかった…っ。
私は何もいらないから彼を守りたいと、
何にもなくたって後悔なんかしないと、
ずっと、ずっと思ってた…
でもっ!
彼がいなくなってから今の私は後悔しかないんですよ…!
彼が、彼のことがどんなに頑張っても忘れられない……」
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