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後ろのジジイが声をかけてきた。
「悩める若者か、ならその悩みを聞いてやろう。」
そのジジイはなぜか、私に聞けばその悩みは解決できますよって言う余裕を見せながら語っていた。
まあ確かに解決するんだけど金貸してなんて言える訳がないのだ。
だがしかし、ここで借りなければ爪で削るしかなくなる。
爪で削るのはごめんだここは仕方なく貸してもらうことにした。
「百円貸してくれませんか?」
彼はプライドを捨て言った。
だが銀行強盗してる時点でプライドも何もないような気がする。
ジジイはこう言った。
「仕方がない貸してやろう。」
上から目線で百円を渡してきた。
それを嫌そうな顔をしながら受け取った。そしてスクラッチを見た。
なんと当たった時の金額は、法律をまるで無視した金額だった。
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